父や母が若い場合に、子どもが注意欠如・多動症(ADHD)になるリスクが高いと分かった。

両親の年齢との関連を検証
 フィンランド、トゥルク大学のロスハン・シューダル氏らの研究グループが、子どもの精神領域の専門誌、アメリカン・アカデミー・オブ・チャイルド・アンド・アドレセント・サイカイアトリー誌において2015年3月26日に報告している。

 研究グループによると、両親の年齢と精神的な病気の関連について調べた研究は多い。親になった年齢とADHDとの関連についても調べられておりまだ結論は出ていない。研究グループは、両親の年齢が若い場合や高齢の場合にADHDに関連性が見られるのかを検証した。

 1991年から2005年の間にフィンランドで生まれ、1995年から2011年の間にADHDの診断を受けた1万409人を対象として、ADHDではない人との比較を実施。性別、生年月日、生まれた場所で条件を合わせた比較対照の3万9125人と比べた。

20歳未満の場合、リスクが高く
 子どもが生まれたときに父親が20歳未満の場合、父親が25歳から29歳の場合と比べて、子どもがADHDになるリスクは1.55倍だった。母親も20歳未満の場合は、25歳から29歳の場合と比べると、リスクは1.41倍になると分かった。両親が高齢の場合、ADHDのリスクは低く、リスクは0.79倍となっていた。

 因果関係についてはさらに調べる必要はありそうだが、日本国内でも参考になるかもしれない。



文献情報
Chudal R et al. Parental Age and the Risk of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder: A Nationwide, Population-Based Cohort Study. American Academy of Child and Adolescent Psychiatry. 2015 Mar 26.

http://www.jaacap.com/article/




引用元:
父や母が若いと子どものADHDのリスクが高い、リスクは1.5倍前後に (Medエッジ)