生後すぐに看護師や助産師が赤ちゃんに飲ませているのが「ビタミンKシロップ」です。何のために飲ませているのか、どのタイミングで飲ませるとよいのかなど、疑問に感じるママもいるでしょう。
そこで今回は、新生児に飲ませるビタミンKシロップについてお話ししていきます。
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■母乳では補えない「ビタミンK」
新生児にビタミンKシロップを投与するのは、母乳中に含まれるビタミンKの量が少ないからです。母乳から多くの栄養分が赤ちゃんに与えられますが、ビタミンKだけは母乳で補うことができません。そのため、生後すぐにビタミンKシロップを飲ませます。
ビタミンKシロップ1mlを白湯で薄めて飲ませるのが基本的な方法。哺乳びんの乳首だけを使っても飲ませられるくらいのほんの少しの量なので、生まれたての赤ちゃんでもすぐに飲み込めます。
■ビタミンKが不足すると?
ビタミンKが足りないと、突発性乳児ビタミンK欠乏性出血症という、出血が止まらなくなる症状が起こりやすくなります。
ビタミンKには、血液の凝固作用、つまり出血を止めるための物質を体内で作り出す働きがあります。ビタミンKが不足すると出血が止まらなくなるのは、このためです。
ほかにも、けいれんや嘔吐、意識障害といった症状を引き起こす危険性もあります。それらを予防するために、産院では新生児に対し、ビタミンKを補充しているのです。
■産院の方針をしっかりと確認しておくべき!
厚生省の心身障害研究班は「出生当日」「退院時」「1ヵ月健診の際」の3回、新生児にビタミンKシロップを投与することを推奨しています。
ただ、中には投与は2回でいいという方針の病院もあるようで、そのあたりは事前に確認しておく必要があるでしょう。
また、投与の方法も、経口(口から飲ませる)が一般的ですが、注射でシロップを投与する病院もあります。注射のほうが、体内にしっかりと栄養分を与えられるというメリットはありますが、生まれたばかりの赤ちゃんに痛い思いをさせてしまう…と気にするママもいるでしょう。
2009年には山口県で、新生児にビタミンKを投与しなかったことが原因とされる死亡事故も起きています。ビタミンK投与は産院や助産師選びのポイントにもなるので、各院の方針を比較しておくことをおすすめします。
これから産院選びをするのなら、設備や入院環境に加えて、ビタミンKシロップへの考え方などにも注目してみてくださいね。
加えて、妊娠中〜出産後はビタミンKが含まれている食材を積極的に摂取するように心がけることも大切。納豆や緑黄色野菜など、バランスの良い食事をしましょう。
引用元:
新生児に飲ませる赤ちゃんの栄養剤、ビタミンKシロップって何?(excite)