川崎市が今月から、妊婦や出産後の母子への支援事業を充実させている。妊娠の悩みを相談できる「妊娠・出産SOS電話相談」を新設し、現在行っている助産師による産後ケア事業の利用額も減額する。市は「妊娠期から出産後まで切れ目ない支援をし、安心して子育てができる環境をつくりたい」としている。 (横井武昭)
電話相談は、市助産師会に委託し、一日から始まった。「妊娠したようだけれど、産むことができない」「産みたいが、どうしていいか分からない」など、思いがけない妊娠で戸惑っている人などからのSOSを専門家が無料で受け付ける。市は名刺サイズの広報カードを八千枚作成、妊娠判定薬を販売する薬局やドラッグストアで配布してもらう。
産後ケア事業は昨年十月から試行しており、今月から本格的に実施。生後四カ月未満の乳児と母親が対象だ。助産所に泊まってもらったり、助産師が家庭訪問したりして育児指導を行うという内容。今月から利用時に必要な自己負担額を千円減額し、宿泊型は一日九千円、訪問型は一回五千円とした。今年二月までに宿泊型は十九人、訪問型は八十人が利用し「夜泣きした時にすぐその場で対処法を教えてもらえた」などの感想が寄せられているという。市はさらに利用を広げるため減額を決めた。
「妊娠・出産SOS電話相談」と産後ケアの窓口はいずれも市助産師会=044(819)4635=へ。このうち、SOS電話相談は平日午後一時から午後四時まで。
引用元:
安心子育て 市が電話相談を新設 妊娠・出産SOS(東京新聞)