練馬区は、区民を対象にウェブサイト「お悩み解決! 予防接種サポートシステム」の運用を始めた。子どもや高齢者が正しく、確実に予防接種を受けられるよう支援する。接種を受ける人の生年月日などに基づき、ワクチンに応じた接種スケジュールを自動で作成するほか、接種日のメール通知も行う。

 区によると、ゼロ歳児の場合、インフルエンザ菌b型(ヒブ)や小児用肺炎球菌などの定期予防接種があるが、ワクチンによっては間隔をおいて複数回接種が必要。また、小学校入学前の麻疹・風疹ワクチンは接種を忘れるなどして、接種率が低いという。

 サポートシステムは、接種漏れや接種間違いを防ぐ目的で、子どもだけでなく、六十五歳以上の高齢者の定期予防接種にも対応。高齢者には昨年十月から肺炎球菌ワクチンが定期予防接種化されたが、制度が複雑なため、システムの対象を高齢者にも拡大した。

 ほかに、予防接種を実施する医療機関を紹介するほか、感染症の流行状況などをメールで配信して注意を促すことにしている。

 来年四月以降には産前・産後や子どもの年齢に応じて、出産や育児に関する情報の配信サービスも追加する方針という。



引用元:
予防接種 忘れないで 練馬区が支援システム メールで接種日通知(東京新聞‎)