日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は13日、茨城や福島など12県は若手産婦人科医が特に少なく、将来の医師不足につながるとして、緊急に抜本的な対策を取るよう求める緊急提言を発表した。
 12県は茨城、福島のほか岩手、埼玉、新潟、岐阜、和歌山、山口、香川、愛媛、熊本、大分の各県。提言は、2013年度までの6年間に新たに産婦人科医になった医師と人口を比較し、若手医師が特に少ないと指摘した。
 また、提言は、危険性の高い出産を担当する総合周産期母子医療センターなどを統合、大規模化し、総合センターでは1施設当たり20人以上の医師を常勤させることなどを要請。24時間体制の医療を維持するとともに、医師の勤務環境を改善して離職を防ぐために、増員が必要だとした。

引用元:
若手産科医、12県で不足=「緊急に対応を」−産婦人科学会(時事ドットコム)