赤ちゃんに使うものを選ぶとき、「植物性」と聞くと安心してしまいがち。しかし、アレルギーを起こす原因のほとんどは、植物や動物に含まれるタンパク。アレルギーを起こしにくい成分というのは、皮膚に本来存在する成分ではないかと思います。
赤ちゃん
子供のスキンケアとアレルギーの関係
これまでの2回では、子供のスキンケアとアレルギーの関係についてお伝えしてきました。内容を簡単にまとめると、以下のようになります。
・ 赤ちゃんの肌はアレルゲンをブロックするバリア機能が未熟で、皮膚アレルギーを起こしやすい。
・ バリア機能を補うスキンケアを生後6ヶ月間しっかりと行うと皮膚アレルギーを防ぐことができ、アトピーの発症リスクを下げられる。
・ 食べ物アレルギーや花粉症などは、今まで遺伝的要素や内臓でアレルギーを起こすことが原因と考えられてきたが、始まりは皮膚でアレルギーを起こすことである可能性が高い。
それでは、生後6ヶ月のスキンケアは、どんなものを使うのがベストなのでしょうか?
子供のスキンケアに良いものとは
日本ではあまり多くありませんが、アメリカではピーナッツを食べることで呼吸困難などを起こすピーナッツアレルギーを患う人が少なくありません。この原因はベビーオイルとしてピーナッツオイルを使う習慣があったためと考えられています。
アレルギーのメカニズム
赤ちゃんに使うものを選ぶとき、とりわけ「植物性」と聞くと安心してしまいがちです。しかし、アレルギーを起こす原因のほとんどは、植物や動物に含まれるタンパクです。そのため、赤ちゃんのスキンケアにおいては未精製の植物原料は非常にリスクが高いのです。
逆に昔から保湿剤の代名詞であるワセリンは石油由来物ですが、アレルギーリスクは極めて低いものです。ですので、植物性ということにこだわるのではなく、きちんと精製されアレルギーリスクとなるタンパクが取り除かれたものを使うのがベストです。
私の考えとしては、一番アレルギーを起こしにくい成分というのは、皮脂や細胞間脂質、天然保湿因子などに含まれる皮膚に本来存在する成分ではないかと思います。そんなコンセプトでこれから小児用のスキンケアが多く開発されることを親の立場としても願っています。
赤ちゃんのスキンケアのタイミング
スキンケアの役割
食物アレルギーのきっかけが皮膚アレルギーということになると、問題は食べ物が肌に触れることです。ところが、子供の頃はどうしても食べ物を手で持ってしまったり、口の周りにべったりくっつけてしまったりします。
そこで、食べ物が直接肌に触れないように表面にスキンケアで膜を作るということが重要ではないでしょうか。一般的に保湿ケアのタイミングとしては、お風呂上がりと思われますが、食物アレルギー予防のためには、食べる前に保湿を心掛けたいですね。
引用元:
赤ちゃんのアレルギーを防ぐのは、食事前のスキンケア!?(モデルプレス)