母親の出産年齢によって、生まれた男の子の大人になってからの糖尿病発症のリスクが高まることがわかった。
出産年齢と子どもの生活習慣病は関係?
ベルギーのゲント大学病院を中心とした研究グループが、米国内分泌学会の年次会議で2015年3月6日に報告した。
研究グループは、25歳から45歳の健康な男性の集団を対象とした研究のデータに基づいて、689人の健康な兄弟の出生時体重、出生時の母親と父親の年齢、成人になってからの体重、身長、BMIや脂肪率などの身体組成、血圧、空腹時のコレステロール、血糖値、インスリン濃度に関する情報を集めた。
血圧やコレステロールは関係なし
その結果、極めて若齢(25歳未満)または高齢(35歳以上)で出産した女性の子ども(男の子)は、糖分の処理がうまくできず、生活習慣病で起こる糖尿病を発症するリスクが高くなる可能性が示された。
また出産時に30歳から34歳だった母親から生まれた男の子は、他の年齢群の母親の息子と比べて血糖値は低い傾向にあった。空腹時に血糖値を下げるホルモンである「インスリン濃度」、血糖値の下がりにくさに関係する「インスリン抵抗性」の値が低かった。
血圧やコレステロール濃度とは関係がなかった。
自分が生まれたときの母親の年齢が低かったり、高齢であったりした場合、糖尿病をやや意識するといいのかもしれない。
文献情報
Verroken C et al. Maternal Age at Childbirth May Affect Glucose Metabolism in Their Adult Male Children. Endocrine Society. 2015 Mar 6.
http://www.endocrine.org/news-room/
引用元:
母親の出産年齢、子どもの大人になってからの糖尿病に関係か (Medエッジ)