柏市は4月、民間企業と連携して、スマートフォン(スマホ)などで、妊婦の体調や赤ちゃんの予防接種記録など健康情報を一元管理し、子育て情報を受け取れる「電子母子手帳」のサービスを始めた。インターネットを使って従来の紙の母子健康手帳を補完する。無料(通信料除く)で利用でき、当面は市内の妊婦や子育て中のママら千人の利用を見込んでいる。

 システムは、モバイル・コンテンツ会社「エムティーアイ」(本社・東京)が開発した。スマホやパソコン、タブレットなどで、専用サイトに登録すれば利用できる。妊娠中の体重や、赤ちゃんの身長、体重を入力すると、グラフになって表示される。

 赤ちゃんの写真や動画に言葉を添えて「育児日記」として利用することもできる。フェイスブックのように、夫や祖父母らを登録すれば、家族間でも情報を共有できる。

 また、市の予防接種や不審者情報などや、商業施設、地域団体の子育てに関するイベント情報も受けとれる。お風呂の入れ方や離乳食の作り方など、母親学級の模様を動画で見ることもできる。

 母子手帳の電子版は富山市などでも導入しているが、県内では珍しい。柏市の場合、行政情報だけでなく民間や地域の子育て情報まで一元化したのが特徴だ。

 登録はhttps://www.mchh.jp/から。問い合わせは市保健所地域健康づくり課(04・7167・1256)へ。



引用元:
千葉)柏市、電子版母子手帳のサービス開始 無料で利用(朝日新聞)