2015年4月 7日
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親子連れでにぎわう彩都なないろ公園=箕面市彩都粟生北2丁目、吉村治彦撮影
子育て世代は今の時代、どこに住もうとしているのか。それが分かる一つの指標が、全国791都市を対象とした「住みよさランキング」(東洋経済新報社)で、昨年は箕面市が府内の自治体別でトップになった。牽引(けんいん)役となっているのが「関西最後の大規模ニュータウン」として茨木市域にまたがって造成された「彩都(さいと)」だ。
好天に恵まれた2日、箕面市彩都粟生北2丁目の「彩都なないろ公園」に子どもたちの声が響いた。3月にオープンしたばかりの同公園は2011年に開校した市立小中一貫校「彩都の丘学園」に隣接する。
彩都地区に住む主婦(40)は2年前、夫(41)と小学生の息子2人の家族4人で茨木市から引っ越した。決め手となったのは同学園があること、そして箕面市の子どもの医療費助成の対象が13年4月から中学3年までになり、充実していたことだった。主婦は「交通の便は少し悪いけど、教育環境が整っているので子どもたちのことを考えて引っ越しを決めた。医療費助成も中学生までが対象で、子育て世帯への支援が手厚いことも後押しになった」と話す。
同学園は小中9年間を前期、中期、後期の3段階に分けて子どもたちを教育する。樋口弘造・前校長(58)は「小中の先生が一緒に教科研究をしており、連続性を持って学べるのは大きなメリット」と話す。児童・生徒数は開校前の予想を上回るペースで増えており、14年度の約500人規模から17年度には2倍程度になる見通し。市は校舎の増設も検討している。
箕面市では、他の市立小学校でも毎日の英語学習などに力を入れる。市の人口は約13万人で、増加率は府内の市でトップ。09年から毎年ほぼ1%(約1100〜1600人)ずつ増えている。彩都地区を担当する市地域活性化室は「子育て日本一を目指している箕面ブランドが着実に認知されつつある」と手応えを感じている。
住みよさランキングで府内トップの箕面市は全国26位、2位の大阪狭山市は同61位、3位の吹田市は同77位で、北摂地域が比較的人気が高いという。
ランキングをつくった東洋経済新報社「都市データパック」編集部の加藤千明さんによると、昨年公表分から、ランキング算出に使う指標に、待機児童数を調整した保育所の定員数を加えるようにした。仕事と両立しながら安心して子育てができる環境が「住みよさ」を測る重要な要素と考えたからだという。
各自治体も子どもの医療費助成の拡充や放課後の児童クラブを増やすなど、子育て支援に力を入れてきた。加藤さんは「子育て世代は地域で消費をして、納税をする世代でもあるので自治体の存続にはどうしても必要。子育てや教育に関するサービスにお金と知恵をかけ、若い世代を呼び込もうと自治体同士の競い合いが始まっている」と指摘する。
引用元:
どこ住む? 自治体競争時代 住みやすさ、子ども医療費助成も影響(朝日新聞アピタル)