春を目の前にすると、急に体がむくんできませんか? 私はどうも毎年むくむらしく、去年はこんな記事を書きました。

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 しかし今年のむくみぶりといったら、いつも以上に酷いです。ふくらはぎなんて張りすぎて、針で刺したら中身が出てきそう……。

 どうしてここまでむくむのか。体の不調と関係あるのか。銀座で夜10時まで診察をおこなっている忙しい女性にはありがたいクリニック『KISHI CLINICA FEMINA(キシ クリニカ フェミナ)』の岸郁子院長先生にお伺いしてきました。



病気の場合も……“おなかポッコリ”は注意


――先生、ふくらはぎがむくむのですが、病気の可能性はありますか?


岸 郁子院長
「そうですね。医学的にみて“浮腫”、いわゆるむくみと判断するのは、すねの骨(脛骨)の内側の部分を押してみて、押した跡が残ったり、押したところが元に戻らない場合です。それ以外の、ふくらはぎの張れた状態は、一過性の腫れの場合が多いので、運動やマッサージなどで解消するといいでしょう」(岸先生、以下・同)

――むくみだとすると、どんな可能性がありますか?

「女性はホルモンバランスの変化によってむくむことがあります。特に月経前にはむくみやすく、体重が数キロ変わる人もいます。婦人科の疾患でいうと、卵巣嚢腫や子宮筋腫があるときに足がむくむ場合があります。おなかの“できもの”が血流を遮るので、下肢からの血液の戻りが悪くなり、足がむくんでくるのです」

――なるほど、おなかにできものがある場合があるのですね。

「そうです。女性っておなかがポッコリしてきても、『太ったからだ』と判断して、そのままにしておく人が多いですね。しかし、婦人科的に注意したほうがいい場合もありますので、見過ごさないでほしいです」

――それは、どう見分けられますか?

「まず、胸のあたりは痩せているのに、おなかだけ出ている場合には注意したほうがよいかもしれません。また、単に太っただけならば、立った状態でおなかが出ていても仰向けに寝るとおなかは平らに戻ります。

ですから、仰向けの状態でもおなかがポッコリとしたままなら、注意してほしいです。見方としては、膝を立てて寝てみたときにおなかが平らにならない場合は、おなかになにかある可能性があります」


生理周期のチェックが大事!


――なるほど。

「とはいえ、婦人科系のトラブルは実際には判断しづらいもの。その中で、目安になるのは、やはり生理周期です。生理周期が不規則な人は無排卵になっている恐れがあるのですが、無排卵は様々な病気を引き起こす要因になっているというデータがあります。ですから、ご自身の生理周期はきちんと把握していただいて、乱れているとわかったら、なるべく早めに婦人科を受診してほしいです」

 ちなみに、婦人科に行くとよく、「基礎体温をつけてください」と言われて面倒になったりしますけど、岸先生曰く、「基礎体温をつけるのはもちろん大切ですが、生理周期をチェックするだけでもかなり判断の目安になります。なぜかというと、規則的に生理が来ている人はたいてい排卵があるからです」。少し気が楽になりました。

 ということで、春にむくんできた皆様。むくみが病的なものかそうでないかを判断するためにも、生理周期のチェックは欠かさないようにしましょうね。そして、「おかしいな」と思ったらすぐに相談できる頼れる婦人科も普段からマークしておきましょう!

<TEXT・PHOTO/にらさわあきこ PHOTO/Piotr Marcinski>



引用元:
ポッコリお腹も放置厳禁!? 危険な“むくみ”の見分け方(J・SPA!)