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中国のネットショップで母乳の販売、高まる安全性の懸念・・違法性を指摘する声も―中国メディア
中国国内で近ごろ、人間の母乳がネットショップ上で販売されており、安全に対する懸念が高まっている。中国新聞網が1日報じた。
生活上のストレスによって、若い母親を中心に母乳の出が悪くなっており、母乳育児率が低下している。このような背景の中、ネット上で母乳を購入するケースもあるという。
ネット上で母乳を購入した人は「母乳は栄養が豊富であり、なおかつ赤ちゃんにとって薬にもなる」、「粉ミルクを与えたら炎症を起こしやすくなり、日常的に便秘をして辛そうだった。今は粉ミルクの問題も多いから、ネットで母乳を買うことを思い立った」と語っている。
中国の大手ECサイト・タオバオで母乳を売り出していたある女性は、昨年12月に出産して以降母乳が豊富に出ており、毎日150ミリリットル入りの母乳3袋の提供が可能だという。価格は1袋25元(約480円)で、これまでに26件の取引があったことを明かした。
この女性は毎日熱湯で煮沸した搾乳器で母乳を吸いだしており、防腐剤は加えていないという。「冷蔵で72時間、冷凍すれば半年保存可能。解凍後の再冷凍は汚染の可能性がある」と説明する。
児童医療センターなどが設けている公共の「母乳バンク」では専門の器具を用いて搾乳、消毒を行っているのに対し、家庭での搾乳は高い感染リスクが伴う。また、出荷時のパッケージが非常に簡単で、長距離運搬では運搬中の解凍、品質劣化が起きやすいと専門家は指摘する。
購入者の心配を軽減するために、発売者は妊娠前後における身体検査の結果を開示している。しかし、リアルタイムな身体状況を開示したり、検査結果が提供者本人のものであることを証明したりするまでには至っていない。ウイルスが潜伏している可能性があるにもかかわらず、発売者は「体質は個人によって異なるから、不適合があっても責任は取らない」、「病人が母乳を売るなんて道徳がなさすぎる」と自らの健康を強調する。
この状況について、タオバオのカスタマーサービス担当者は3月31日、「母乳は品質検査ができないため、販売は禁止している。見つけた場合はペナルティを科すとともに商品へのリンクを削除し、ひどい場合はアカウントを凍結する」と明確に回答した。
また、広東省内の法律事務所の弁護士は、2000年に国の衛生当局が「ヒトの母乳は一般食品資源ではなく、商品として生産経営を行ってはならない」との見解を示していることを説明。「買う側も母乳が違法商品であることを認識すべきであり、売る側、買う側双方に責任がある」とした。
(編集翻訳 城山俊樹)
引用元:
中国のネットショップで母乳の販売、高まる安全性の懸念・・違法性を指摘する声も―中国メディア(FOCUS-ASIA.COM)