県労働衛生医学協会が運営する乳がんの検査施設「新潟ブレスト検診センター」(新潟市中央区)は4月から、これまでの原則週5日から、2日の診療になる。3月末で退職の乳腺専門医の後任を確保できなかったことが理由。

 センターは乳がんの早期発見を図ろうと、県内初の乳がん専門の検査機関として2006年5月、同協会の本部建物内に開設された。乳腺専門医と外科医の2人が勤務。乳がん検診で、精密検査が必要とされた人らを対象にした2次検診や、「セカンドオピニオン」を提供してきた。

 専門医の退職に伴い、4月からは残る外科医1人の体制になる。診療は月、水曜日になり、新潟市の住民検診の精密検査協力医療機関からは外れる。セカンドオピニオンは提供せず、自覚症状がある個人からの診療や、検査の申し込みを受ける。

 同協会は「専門医が不足する中、後任を見つけられなかった。いずれは専門医を確保し、従来のような精密検査の専門機関に戻れるようにしたい」としている。





引用元:
乳がん検査施設 診療週2日に減(新潟日報‎‎)