体重が標準範囲内であることが子宮体がんを防ぐために大切であるようだ。

 このたび「BMI」に加えて、「魚の油の取り方」によって子宮体がんのリスクが変わってくるという結果が出てきた。

 米国の研究グループが、栄養学の国際誌であるアメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌2015年3月4日号オンライン版で報告した。

9万人の女性を対象とした調査
 子宮体がんでは炎症が重要な役割を持つといわれている。魚の油に含まれている、オメガ3系長鎖多価不飽和脂肪酸はDHA、DPA、EPAなどという名前で知られている。この魚の油は炎症を抑えて、がんのリスクを下げる働きがあるようだ。BMIについても炎症や子宮体がんのリスクと関連してくるようだ。

 研究グループは、米国の「女性の健康イニシアチブ観察・臨床試験」に参加した9万人を対象として、日常の食生活をアンケートで調べて、13年間にわたって追跡調査をした。最初の調査時点で年齢は50歳〜79歳。

BMIは低く、魚の油を取ろう
 追跡する中で、1253人ががん細胞の広がった子宮体がんとなった。子宮体がんのリスクとオメガ3多価不飽和脂肪酸を取ると、子宮体がんのリスクを下げると分かった。

 さらに、BMIが25未満の女性で、オメガ3多価不飽和脂肪酸を多く取っていた女性では、子宮体がんのリスクを4割下げていた。

 BMIが25以上の過体重や肥満の女性では同じような効果は確認できなかった。

 まず体重を抑えること、さらに魚の油を取ることを忘れないようにしたい。



文献情報
Brasky TM et al. Long-chain ω-3 fatty acid intake and endometrial cancer risk in the Women’s Health Initiative. Am J Clin Nutr. 2015 Mar 4 [Epub ahead of print]



引用元:
子宮体がん「BMI」「魚の油の取り方」で防げる「標準範囲内」が重要、肥満傾向や過体重(Medエッジ‎)