日本赤十字社和歌山医療センター(和歌山市)は4月3日から、妊婦や胎児に薬剤がどのように影響するか、国内外の最新データに基づいて相談を受け付ける専門外来を開設する。県内では初めて。

 うつ病や難病の治療で薬剤を使ったり、使用する必要性があったりする患者が妊娠した場合などに、専門の産婦人科医や薬剤師が母体や胎児への影響について説明する。

 同種の事業は厚生労働省が呼びかけて全国各地の病院で始まっており、今回、同医療センターも加わることにした。

 相談は予約制。毎週金曜日の午前10時からと同11時からで計2人の相談を受ける。保険適用外となり相談料は30分5400円(税込み)で、30分延長するごとに5400円(同)が必要。

 希望者は、所定の問診票に記入した上で、相談の一括窓口となっている東京の「妊娠と薬情報センター」(〒157・8535、東京都世田谷区大蔵2の10の1国立成育医療研究センター内)に郵送すると、指定の相談日時が通知される。問診票は日赤和歌山医療センターの窓口などで入手できる。問い合わせは「妊娠と薬情報センター」(03・5494・7845)へ。



引用元:
妊産婦に薬剤影響説明(YOMIURI ONLINE)