たばこの煙は発達中の子どもにとりわけ有害という報告が出ている。
あらためて気にしておきたい。
化学物質が多数
テキサス大学の研究者がこれまでの研究も踏まえてまとめているもの。
家庭内に漂うたばこの煙は、子どもに生涯にわたる肺機能の低下、耳/喉/呼吸器感染症の増加、ぜんそく(喘息)、手術時に麻酔下で危険な期間が長くなるなどの非常に重大な長期間の医学的問題をもたらすと説明している。
排出されるたばこの煙には二酸化炭素、アンモニア、ホルムアルデヒド、シアン化水素、二酸化硫黄、ニコチンなどが含まれ、習慣性が強いニコチンによって子どもも喫煙が習慣性になりやすい。
環境内のたばこの煙は、代謝機能の高い子どもが体内に多く取り込み、発達中の肺などの器官に影響を及ぼす。
環境内のたばこの煙が、子どもの喘息症状、肺疾患、中耳炎、扁桃腺/アデノイド切除、せき(咳)、幼児の突然死症候群の増加に関連するという強力な証拠があるという。
禁煙すると肺がゆっくりと回復することは知られているが、発達期の子どもが環境内のたばこの煙にさらされると、肺の力が高まる可能性が生涯失われる。
禁煙はニコチン補充療法で
ニコチンは記憶力を高め、覚醒させ、痛みに対する耐久力を強めて、喜びの気持ちを増す。これに抵抗するのは困難だが、ニコチン補充療法を2種類併用するという手もあるという。米国では保険が利く場合もあるし、医療従事者の支援も受けられる。日本でも保険診療で受けられる治療もある。
「禁煙がつらくなったら、たばこの煙が子どもの発達を危険にさらすことを思い出してほしい」と研究グループは求めている。
長期にわたるさまざまな問題をもたらす可能性があり、ニコチン補充療法などを活用して家庭内禁煙に努める。あらためて気にしたい。
文献情報
Keeping Kids Healthy: Smoking in the home can cause long-term medical problems. The University of Texas Medical Branch Newsroom. 2015 Mar 18.
引用元:
>たばこの煙は発達中の子どもで特に問題、一生、肺機能が低下、米国テキサス大学が害まとめる【mededge】