思春期の悩みを抱えやすい高校の男子生徒に正しい性の知識を伝える「思春期ハンドブック」を高知県が作成した。男性の体の変化に加え、男女交際や妊娠、出産についても紹介。女子生徒用も既に作成しており、「心と体の変化を受け入れるのに役立ててほしい」としている。
女子生徒用ハンドブックは医師や歯科医師、教育関係者らが作成し、2012年度から配布している。月経や女性ホルモンの働き、性感染症などを易しく解説。不妊の要因の一つと考えられている「卵子の老化」や、将来の妊娠に備えて健康な体を作るポイント、性被害に遭った際の対応などにも触れている。
新たに作られた男子生徒用では、高知県思春期相談センター「プリンク」への相談の7割を男子中高生が占めていることから、生殖器の発達について説明し、プリンクに多く寄せられる性の悩みを紹介。「自分のからだと心の変化に戸惑ったり、性への関心が高まったりするのは、思春期の君たちには自然なこと」「恥ずかしがらずに、自分の性と向き合ってほしい」とメッセージを送っている。
さらに高知県内の10代の人工妊娠中絶が2013年度に137件あり、女性千人当たりの中絶率が全国平均を上回っていることも紹介。女性の体の変化に触れ、「妊娠は女性のからだに起きることですが、男性との性交渉がなければ妊娠することはありません」。深く考えない性交渉が「自分や相手の健康や人生に大きな影響をあたえるということを知っておく必要があります」と伝えている。
1万3千部作成し、学校を通じて配布する。2015年度には男女共通のハンドブックを作る予定。健康対策課は「インターネットには性情報が氾濫している。確かな知識を身につけてもらえるように、性教育などでも活用していきたい」と話している。
引用元:
高知県が思春期ハンドブックを高校生に配布(高知新聞)