肥満と女性ホルモンとがん
英国の研究グループが、がんの専門誌、キャンサーリサーチ・UK誌2015年3月号で報告した。
研究グループによると、英国では女性の約4人に1人が肥満で、これががんのリスクを高めている。毎年1万8000人が肥満によるがんを発症する。肥満ががんのリスクを高めるのは、脂肪細胞のホルモン産生、特にエストロゲンと関連があると説明する。このホルモンが、がんの発症を助長すると考えられている。
リスクが40%高い
研究グループが示した最新の統計によると、肥満の女性は、体重と関連のあるがんの発症リスクを4人に1人が持つという。この意味は、1000人の肥満女性のうち、274人が一生のうちに体重と関連のあるがんと診断される可能性があるということ。
一方、健康な女性では、この数字は194人になる。
さらに、肥満の女性は、健康な女性に比べ、40%高い割合でがんになりやすいという計算結果になっている。
わずかに変える発想を
減量は時間がかかるかもしれない。ジム通い、毎日のランニング、好きな食べ物を我慢する。それぞれは必ずしも簡単ではない。
研究グループが勧めるのは、ライフスタイルを大きく変えるのではなく、少しだけ変えるという発想という。長期間にわたりライフスタイルを変える工夫を地域の情報も参考にしながら考えるとよいという。
減量につながるライフスタイルは食べるものを少し変えるだけでも実現できることもある。野菜を取り入れたり、果物を取り入れたりするだけでも効果がある可能性もある。手軽なところでは、緑茶を飲むことで肥満を抑える効果があるといった報告もあるくらいだ(緑茶の肥満予防効果に脚光、「健康に及ぼす効果は絶大」http://www.mededge.jp/b/heal/4230)。
ちょっとした工夫を常に考えるところに意味があるのかもしれない。
文献情報
Obese women 40 per cent more likely to get cancer
http://www.cancerresearchuk.org/
引用元:
減量でがんのリスクを下げる (Medエッジ)