子どものスマートフォン(スマホ)の依存に6割が不安を抱え、スマホや携帯電話に有害サイト対策をしていないのは4割弱になる――。都は23日、小中高生の保護者に実施した利用環境についてのアンケート結果を発表した。
調査は昨年12月、スマホか携帯電話をもつ小4から高3の保護者を対象に、インターネットで実施し、小中高各500人の計1500人から回答を得た。
スマホか携帯電話をもつ子どものうち、スマホをもっている割合は全体で52・8%。小学生17・2%、中学生54・8%、高校生86・2%だった。
携帯をもつ子を含め、有害サイトに接続できないようにする「フィルタリング機能」の加入の有無では、「加入している」が31・9%、「インターネットが使えない機種や設定」が19・1%だったのに対し、「加入していない」が36・7%に上った。加入しない理由では「子どもを信頼している」が49・0%、「日常生活に不便が生じる」が12・0%と続いた。
スマホや携帯の利用時間帯など家庭内でルールを設けているのは、全体で58・1%と半数を超えた。ルールについては「守られている」39・2%、「だいたい守られている」49・5%で、9割近くが守られているとの認識だった。
一方、スマホをもつ子の保護者に、スマホ利用時の不安を複数回答で尋ねると、「スマホへの依存」が最多で63・3%。「SNSでの友達とのトラブル」が47・3%、「出会い系など面識のない人と連絡が取れる」が37・9%と続いた。
都青少年・治安対策本部の担当者は「フィルタリング機能の活用や、薬物犯罪や性犯罪などに巻き込まれる危険性を、小中学生のうちから啓発する必要がある。家庭でも使い方を話し合ってほしい」と呼びかけている。
(松沢憲司)
(朝日新聞 2015年3月24日掲載)
引用元:
スマホ依存、懸念63% 小中高校生の保護者、都が調査(朝日新聞)