赤ちゃんの脳や神経が形成される妊娠初期、葉酸が必要だと言われサプリメントを摂取する人はが多いようですが医師によっては特に葉酸サプリを勧めないこともあるようです。その必要性について看護師さんたちに聞いてみました。
葉酸サプリについての相談:「葉酸サプリの必要性はどの程度?」
『1人目妊活中、子供の障害リスクを下げるため葉酸サプリを毎日服用し、妊活4カ月目で妊娠に至りました。今回2人目の妊活でも同じように葉酸サプリを服用していますがもう5カ月が経過してしまい、正直コストもかかるし葉酸サプリの必要性に疑問を感じています。1人目妊娠中、葉酸サプリの服用を薦める医師と特に薦めない医師がいましたが、本当に必要なのでしょうか。(20代・女性)』
葉酸は貧血予防のためにも必要
葉酸が特に必要とされるのは妊娠初期ですが、貧血予防のため妊娠期間中通して摂取することが望ましいです。普段の食事でもある程度は摂取可能ですが、体内に蓄積されないため毎日摂る必要があります。
『葉酸は、赤ちゃんの脳や神経が作られる妊娠初期以外は、特に勧めない医師もいるかと思います。しかし、葉酸は赤血球を作る働きがあって不足すると貧血になりますし、貧血のまま妊娠すると赤ちゃんの成長にもよくないので摂った方がよいでしょう。(産科看護師)』
『葉酸は体内に蓄積されにくく、水溶性のため調理段階で半減してしまい毎日摂る必要があります。摂りすぎると母親に蕁麻疹が出たり、赤ちゃんが喘息を起こしやすいとも言われますが、サプリメントの用法容量をきちんとまもれば、摂りすぎが続くことはまずないと考えられますし、一時的であれば撮りすぎても問題ありません。不足することの方が問題です。 (産科看護師)』
『確かに葉酸は、妊娠1カ月程前から摂取するのが望ましいですが、サプリだけではなく「妊娠しやすい身体作り」を意識して葉酸を含む食品を食卓に並べ、妊娠したかもしれないと思った時点でサプリを再開されてはいかがでしょうか。(内科看護師)』
成人女性の葉酸1日推奨量は240μg
食事で葉酸を摂る場合、成人女性なら1日240μgが推奨量とされています。様々な食品に含まれる葉酸について、下記のようにg換算したものを参考にしてください。また葉酸以外にも、貧血予防のため鉄分を摂ることは大切ですが、ビタミンAを多く含むレバーの摂りすぎには注意が必要です。
『
からし菜50g:155μg
みず菜60g:144μg
ほうれん草60g:126μg
しゅんぎく60g:114μg
ブロッコリー50g:105μg
アボカド100g:84μg
いちご75g:68μg
乾燥大豆26g:60μg
納豆50g:60μg
鶏レバー50g:650μg
牛レバー50g:500μg
豚レバー50g:405μg
上記の様な食材を毎日食べれば、サプリに頼らず葉酸を摂取できますが、ビタミンAを多く含むレバーの摂りすぎには要注意です。(内科看護師)』
『葉酸は、体内で生成できず食品やサプリで摂るしかないのですが、コストがかかる場合は食事で補いましょう。葉酸以外にも、貧血防止のため鉄分を含むレバー・大豆製品・乳製品なども摂り、その際は緑黄色野菜などビタミンを含む食品と合わせると、鉄分の吸収がよくなります。食後に果物を食べるのもよいです。(産科看護師)』
貧血予防のためにも、妊娠初期に限らず葉酸は摂取した方がよいようです。食事で不足する分を、サプリで補ってもよいでしょう。
<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>
引用元:
妊娠したら葉酸サプリメントは本当に必要?(イクシル)