ほおが赤くなることからリンゴ病とも呼ばれる「伝染性紅斑」の感染拡大に伴い、千葉県の今年の患者報告数が昨年1年間の報告数を上回ったことが19日、県が公表した患者報告で分かった。県は「2014年以降、増加傾向を示しており、今後の流行状況に注意が必要」としている。【新井哉】
千葉県の今月9日から15日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、前週比41%増の0.69人。香取と海匝の両保健所管内では、警報基準値の2.0人に達した。また、船橋市(1.55人)や松戸(0.94人)、市川(0.9人)などの保健所管内でも多かったという。
同県は、今月15日までの約2か月半で832例の報告があったことを挙げ、「12年の717例、13年の474例を超えている」と指摘。年齢群別では3―7歳の報告が多く、20歳以上でも12例の報告があった。
千葉県と隣接する埼玉県でも患者が増加傾向で、この週の県内の患者報告数は前週比18%増の0.93人となった。坂戸保健所管内で前週の4倍の1.33人と急増したほか、「春日部(1.85人)、川口(1.8人)保健所管内からの報告が多い」としている。
伝染性紅斑の原因はヒトパルボウイルスB19感染で、10―20日ほどの潜伏期間の後に、ほおに赤い発疹が現れた後、手や足にも網目状の発疹が現れる。小児が感染してもほとんどが重症化せずに軽快する。
一方、成人では、ほおの赤い発疹などの特徴的な症状が出ることは少ないが、強い関節痛のために歩けなくなることもある。妊婦が感染すると、本人には全く症状がなくても胎盤を介して胎児に感染し、流産や死産となる可能性があるという。
引用元:
流産恐れの「リンゴ病」、千葉で患者急増- 2か月半で昨年の総数上回る (医療介護CBニュース)