原発事故後の福島県の母親たちの苦悩を追ったドキュメンタリー映画「小さき声のカノン―選択する人々」が28日から名古屋市で公開される。監督の鎌仲ひとみさん(56)は「今も不安を抱きながら、葛藤しているママたちがいることを知って欲しい」と話す。

 「六ケ所村ラプソディー」など核をめぐるテーマの映画を撮ってきた鎌仲さん。今作は、福島県二本松市の母親たちを追った。子どもたちを放射線の被曝(ひばく)から守るため、通学路を除染したり、独自に線量を測ったり、全国から届けられた野菜を配ったり。自分たちができることを模索し続ける母親たちを3年にわたって取材した。

 28日〜4月24日、名古屋市千種区の名古屋シネマテーク(052・733・3959)で上映。


引用元:
愛知)福島の母たちの苦悩、映画に 名古屋で公開へ(朝日新聞)