学校で子どもたちに食物アレルギーが発生した場合に備え、小金井市教育委員会はこのほど、市立小・中学校と昭和病院(小平市)との間に緊急連絡の制度を設けた。発症時などに病院の小児科医師に直接相談し、的確な指示を仰ぐことができる。
 対象は市立の小学校9校と、中学校5校。
 専用のPHSが配布された医師に、平日午前8時半から午後5時15分まで相談ができる。教員らが判断に迷ったときや、緊急搬送が必要な場合などに活用してもらう。
 昨年、市教委が報告を受けた食物アレルギーの事例は2件で、いずれも重大事故には至らなかった。しかし、過去には調布市で小学5年の女児が給食を食べた後に死亡する事故も起きていることから、対応強化のため、同病院と連携することにした。
 市教委は「子どもたちが安全に学校生活をおくれるよう、万全な体制をとっていきたい」としている。
(朝日新聞 2015年3月17日掲載)




引用元:
食物アレルギー、学校と病院が連携 小金井市内の小中14校 /東京都(朝日新聞)