妊娠すると食の好みが変わり、今まで食べられたものがダメになったり特定のものしか受け付けなくなったりすることがあります。コンビニ弁当やインスタント食品ばかり食べてしまうという妊婦さんの相談に、看護師さんたちは何と言っているのでしょうか。

■妊娠中の食事についての相談:「自分で作った食事より、コンビニ弁当の方が食べやすい」



『妊娠中期です。つわりとまではいきませんが、いつもむかついて気持ち悪い感じがあり、自分でご飯を作るとその気持ち悪さが悪化します。以前はあまり食べなかったカップ麺やコンビニのお弁当などは食べられるので、そういうものばかり食べています。今のところ血圧も尿検査も問題ないですが、やはり添加物や塩分などが心配です。このままの食生活を続けても大丈夫でしょうか。(30代・女性)』



■急激な血圧上昇や、妊娠高血圧症の危険性が



たまに食べる程度はよいですが、毎日だと今は問題がなくても、後々妊娠高血圧症や胎児に影響がある場合も。今のうちから、食生活の改善に努めた方がよいでしょう。

『カップラーメンやコンビニ弁当には添加物や塩分が多く含まれ、たまにならよいですが、毎日のように食べていてはそのうち妊娠高血圧症になります。たんぱく尿・むくみ・高血圧のどれか1つでもあれば妊娠高血圧症と診断され、食事指導を受けることになります。妊娠高血圧症になると流産や早産のリスクが高まり、胎児の成長障害や知能障害の原因にもなります。(産科看護師)』



『妊娠中は胎児への栄養補給を考え、栄養バランスのとれた食事が大切です。添加物の多い食事によって妊娠中のママや胎児も貧血になりやすくなり、今は血圧が安定していても、今後塩分の摂りすぎで急激に血圧が上昇することも考えられるので注意が必要です。(内科看護師)』



『妊娠中に味付けの濃いものを食べたくなる人は、妊娠前から自分が気づかないうちに味が濃いものを好んで食べていた人が多いので、これを機会に食生活について見直してみてはいかがでしょうか。(内科看護師)』



■食事は調味料をひと工夫!



添加物が多く味の濃い食事に慣れていると、家で作るものが味気なく感じてしまうことも。そんな時は、料理に添える調味料などの工夫で美味しく減塩できるので、産科・婦人科の看護師さんからの以下のアドバイスを参考にしてみてください。

『ラーメンはストックせず、食べる時はスープは残して他の食事で塩分を控えてください。』



『自宅での減塩食は物足りないかと思いますが、ネギやしょうがなどの薬味、レモンやすだちやお酢など使うと、塩分控えめでも美味しく食べられます。』



『醤油などの調味料を減塩のものにし、味噌汁やスープは出汁を効かせましょう。顆粒だしやスープの素は塩分が多いため、煮干しやかつお節など自然素材のものを使いましょう。』



『塩分の多い物を食べたら、カリウムを多く含むトマト・バナナ・アボカド・納豆などと水分を摂り、塩分を排出しやすくしましょう。』



『まずはシンプルな味付けをしない野菜から食べてみてはいかがでしょうか。』



コンビニのお弁当やインスタント食品は、毎日だとやはり良くないようです。妊娠中毒症などを予防するため、できることから減塩生活を始めてみてはいかがでしょうか。


引用元:
妊娠中のコンビニ弁当。塩分や添加物の心配は?(マイナビニュース)