品川区の認可保育所に入所を申し込み、一次選考に漏れた区民七人が十二日、行政不服審査法に基づく異議申し立てをした。区では二〇一五年度に向け、認可保育所に二千九百三十七人が申し込んだが、現段階で約43%に当たる千二百五十六人が入所できていない。
異議申し立てをしたパート従業員の女性(39)は四月から職場復帰を希望しているが、一歳の長女が一次選考に漏れた。長女には障害があり、療育が必要。女性はフルタイム勤務は困難な状況だが「パートはフルタイムより入所の優先順位が低くて入れない」。他にも子どもが二人おり、「三人を育てるため、働き続けられないと将来が不安。認可保育所の受け入れ枠を増やし、選考ではそれぞれの家庭の事情を考慮してほしい」と訴えた。
パートを退職して出産した無職女性(34)は生後五カ月の長女の預け先がない。「働きたいが認可に入れない。保育料の高い無認可保育所には預けられない。質の確保された認可保育所に希望者全員が入れるのが、あるべき姿ではないですか」と問い掛けた。
区は認可保育所の定員を一四年度は四百五十一人分増やした。一五年度には七百九人分拡大する予定。
(杉戸祐子)
引用元:
品川区の認可保育所 選考漏れで区民異議(東京新聞)