抗がん剤の影響で子供をつくれなくなった元患者や、10年以上前に凍結保存した卵子で出産した女性が7日、神戸市で開かれる日本造血細胞移植学会で、医療関係者や患者向けに闘病や治療の経験を講演する。

 フリーライターの戸田梨恵さん(37)は昭和62年、小学4年で白血病を発病。抗がん剤の投与で根治したと思ったが平成18年に再発した。再び抗がん剤で治療した後、出産を考えて卵子の採取を試みたが、卵巣へのダメージが大きく、採卵はできなかった。

 20年に再々発してからは抗がん剤が効かず、弟(30)と妹(33)から生存率が3割未満の骨髄移植を受け、がんを克服した。出産はもう諦めているが、「好きな人の子供が持てるかもしれないという希望があればつらい治療を乗り切る力になる」と訴える。

 愛知県に住む女性(30)は、血液のがん「悪性リンパ腫」を13年に発症。高校2年で採卵し卵子を12年間凍結保存し、昨年夏に元気な男児をもうけた。



引用元:
卵子の凍結保存考える 小児がん元患者ら、7日に神戸で講演 (産経ニュース)