「炭水化物抜きダイエット」という言葉が流行してから数年たった今。過度の炭水化物抜きは体に悪影響を及ぼすことが指摘され、その考え自体が見直され始めています。

しかし、それでも白米=太るという考えにさいなまれ、未だ白米を摂取することに抵抗を感じる方もいるのではないでしょうか? 

そこで今回は、パーソナルトレーナーとして食生活指導も行っている筆者が、炭水化物を抜いたときの体へのリスク5つをお伝えします。

■1:生理不順や生理痛

脳や神経は、特別な場合を除き、炭水化物が分解してできるブドウ糖しかエネルギー源として利用できません。そのため、糖質不足であれば自律神経に影響を与え、内分泌系にもその影響が伝わり、毎月訪れる生理に悪影響が出る可能性があります。

筆者経営のトレーニングサロンで生理不順にお悩みの方は、元々炭水化物が少ない方、抜いていらっしゃる方が大変多いです。

■2:物忘れ、集中できなくなる

糖質不足は脳や神経系に悪影響が及びます。不足すると、人の名前や物事の覚えが悪くなることも。3食欠かさず摂取することで脳を活性化させ、集中力・記憶力を高めましょう。

■3:憂鬱感、幸せや楽しさを感じなくなる

原因の分からない心の鬱々とした反応が出ている時は、低血糖の状態である可能性があります。

炭水化物として白米は控えていても、脳が低血糖の状態に我慢できなくなり、血糖値が急激にアップするスイーツやラーメンなどに手を伸ばしやすくなることも多くあります。

食べることで一瞬元気になりますが、血糖値が急激に落ちて、またマイナス思考に。これが続くと低血糖症になりやすく、うつ病のような症状や糖尿病などに発展するケースもあります。

■4:太りやすくなる

大きく血糖値が下がると、脳は「このままでは飢え死にしてしまうかもしれない」と誤解をします。そこで血糖値を上げるためにアドレナリンが分泌されます。このとき一旦は体脂肪を分解し、エネルギーにしようとしてくれます。

しかし、その状態が続き血糖がさらに下がると、次は副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌され始めます。そして、筋肉を分解し、エネルギー源にする反応を起こします。筋肉が分解されると代謝が悪くなり、逆に脂肪がつきやすくなり、太りやすくなります。

■5:早く老ける

炭水化物の食物繊維や多糖類のでんぷんは、腸内環境を整える上で不可欠。これらが不足し、悪玉菌が増え、腸の働きが低下すると便秘になります。その結果、肌荒れや代謝不良を起こし、肌や血管、臓器の老化に繋がりやすくなります。

ちなみに、白米の約3倍の食物繊維を含む玄米や、白米と玄米の良さがMIXされた胚芽精米、ビタミンミネラル、タンパク質が豊富なそばやビタミンCの豊富なサツマイモ、カリウム豊富なじゃがいもなどを主食にしていただいてもOKです。

もちろん食べ過ぎもNGですが、全てカットすることは絶対にご法度。内臓から美しくなるためにも、炭水化物抜きダイエットはやめてくださいね。


引用元:
実は太るし生理痛も…「炭水化物抜き」5つの危険(Peachy)