慢性的な全身の痛みなどの症例が報告され、積極的な接種勧奨が控えられている子宮頸(けい)がんワクチンについて、厚生労働省が接種後の痛みを治療する協力医療機関を全都道府県に計70カ所整備したことが2日、分かった。厚労省は昨年8月、協力医療機関を全県に整備する方針を示していた。

 協力医療機関は、痛みの専門医らから患者への対応方法などの研修を受け、小児科、産婦人科、麻酔科などが協力して接種後の異常を訴える患者に対応する。

 厚労省はこれまでに副作用として把握している約2500件について、回復具合などの追跡調査を行っており、年度内にも結果をまとめる予定。これを受け、厚労省は接種の呼びかけを再開するか検討を始める。


引用元:
子宮頸がんワクチンの副作用治療 全国に医療機関を整備(産経新聞)