【千歳】市は新年度から、保険が適用されない体外受精などの特定不妊治療を受ける市民を対象に、治療費の一部を助成する。治療1回当たり15万円を上限に支給する道の助成制度に上乗せし、さらに1回最大5万円まで支給する。本年度の補正予算案に事業費388万円を盛り込み、3月2日開会の定例市議会に提出する。

 特定不妊治療は、体外で受精させた受精卵を子宮に戻す体外受精と、体外でも受精しない場合に顕微鏡で確認しながら精子を直接卵子に注入する顕微授精がある。保険は適用外のため治療費は1回30万円程度と高額で、道は所得が年730万円未満の夫婦を対象に、年齢ごとに治療回数に上限を設けて助成している。

 市の助成はこれに上乗せする形。40歳未満で初回の治療を受けた場合は、通算6回まで、40歳以上43歳未満の場合は、43歳までに通算3回の助成を受けられる。恵庭市も同様の助成を2005年度から行っている。

 千歳市によると、13年度の道の助成申請件数は市内で85件。本年度は9月末までに45件の申請があった。市は「子育てするなら、千歳市」を掲げ、子育て政策に力を入れていることから、各地域の特色を生かした事業に支給される国の地方創生関連交付金を充当させ、助成事業を始める。

 また市は、特定不妊治療ほどの高度な技術を要しない一般不妊治療についても16年度からの助成を目指す方針。市は「子供の誕生を切望する夫婦を支える仕組みを整え、少子化対策につなげたい」としている。

 市の助成の申請には、千歳保健所が発行する道の助成の決定通知が必要。問い合わせは、市健康推進課(電)24・0771へ。

引用元:
千歳市、新年度から特定不妊治療費助成へ 43歳未満、1回最大5万円(北海道新聞)