桜井市は、県施設の統合・集約で使われなくなった桜井総合庁舎(3階建て)を県から取得し、医療・福祉の拠点として整備する。耐震化を含む改修工事費6億1500万円を、平成27年度当初予算案に盛り込んだ。

 同庁舎は市役所北側にあり、延べ約3400平方メートル。県施設の統合・集約で、桜井県税事務所などの出先機関が県立耳成高校跡地に整備の橿原総合庁舎に移転したため、空室となっている。健康推進課や、子育て支援を担当する児童福祉課、医療センターなどの機関が入居予定で、来年夏ごろのオープンをめざしている。

 橿原総合庁舎に移転した桜井土木事務所の庁舎(2階建て、約1200平方メートル)は、県広域消防組合桜井消防署の庁舎に活用するとし、事業費約2億2500万円も予算案に計上した。

 市の一般会計総額は227億5千万円。前年度比8・9%増の高い伸びとなった。3月2日開会の市議会に提案する。


引用元:
桜井市、総合庁舎を医療・福祉拠点に 奈良県施設を取得、来夏開業目指す(産経新聞)