疲れやすい、肩や腰が痛い、風邪をひきやすく治りにくい、胃腸が弱く便秘や下痢になりがちだ、最近花粉症やアレルギーが出るようになった−。こんな慢性的な症状をお持ちの方は、まず体温を計ってみよう。もし体温が35℃台だったら要注意だ。

 風邪やインフルエンザに罹ると熱が出る(=体温が上がる)が、それをウイルスのせいだと誤解しているヒトが多い。発熱はわれわれの免疫機構がウイルスをヤッつけるために行っている行為。白血球が活性化する温度が37〜38℃、インフルエンザウイルスが不活性化する温度が40℃。なので、われわれの体自身が自主的に発熱しているのだ。

 成人の平熱は36・5℃程度だが、最近の冷暖房の効いた環境や、屋外で過ごす時間の減少、運動不足やストレス、食生活の変化の結果、体温調節機能が変調をきたして、平熱が35℃台まで下がってしまったヒトが30〜40歳代で急増しているとのこと。

 体温が低いと、血行が悪くなり肩こりや疲労感が蓄積しやすくなる。また免疫機構が働きにくいため、各種の細菌やウイルスに感染しやすく、一度罹るとなかなか治らない。

 さらに食物を消化・吸収して活動のためのエネルギーを造る上で非常に重要な消化酵素や代謝酵素の働きも悪くなるため、胃腸の調子が悪化すると共に、重要な栄養素も取り込めなくなる。

 そして低体温の状態が継続すると、基礎代謝が低下し、新陳代謝が悪くなる=細胞の老化が早まる=がん・心疾患・脳血管疾患のリスクを高める生活習慣病にスゴク罹りやすくなる恐れがある。

 ■司法書士法人新宿事務所代表 ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」メーンパーソナリティー

引用元:
体温35度台ならば要注意(zakzak)