【ロンドン=共同】英上院は24日、母系遺伝性の難病ミトコンドリア病が子に伝わるのを防ぐため、病気を持つ女性の卵子から遺伝子を含む核だけを取り出し、健康な女性から卵子の提供を受けて、核を置き換える形で移植する体外受精技術を賛成多数で承認した。

 これにより、卵子核移植が世界で初めて正式に合法化された。

 提供された卵子からは本来の核が除去されるが、細胞内の小器官ミトコンドリアにも遺伝子があり、これが引き継がれるため、子は遺伝的に3人の親を持つことになる。卵子ではなく、受精卵の段階での移植も可能。下院は3日に卵子核移植を承認していた。

 英BBC放送は、早ければ来年にも出産が実現する可能性があると報じている。

 英国国教会やカトリックは倫理に反すると抗議しており、親が望む性質の子を人為的につくる第一歩になるとの反対論も根強い。




引用元:
卵子核移植、英が世界初の合法化 母系遺伝病を防止 (日本経済新聞‎)