千葉県浦安市は23日、年齢を重ねて子どもができなくなるのを避ける目的で、健康な女性の卵子を凍結、保存する技術を生かすため、順天堂大学浦安病院に3年間で9000万円を補助すると発表した。研究費名目だが、同病院で実際にこの治療を受けた人は自己負担が3割程度で済む見込みで、実質的には市民向けの補助金。市によると、卵子凍結に関する事業で自治体が補助金を出すのは全国初という。
今年度2月補正予算案に3000万円を計上した。計画では、4月1日に病院内に治療施設を設置。その上で(1)採卵時に20〜34歳ぐらいまでで、凍結卵子を本人が原則45歳までに利用(2)卵子凍結保存に関する講演会を受講(3)凍結保存後に定期的な観察を受ける−などを条件に、病院の審査を通った希望者を治療する。
卵子凍結治療は保険適用外のため、約10年間保存した場合の費用は100万円以上掛かる。経済的余裕のない若年層の利用促進のため、病院側は研究補助を受ける代わりに、市民の自己負担額を3割程度にする方針。
不妊となる原因の一つが卵子の老化とされ、30代後半にかけ妊娠率は下がり流産のリスクも高まる。記者会見した松崎秀樹市長は「若い世代が安心して出産、子育てできる社会をつくらないといけない」と述べた。(2015/02/23-19:37)
引用元:
全国初、卵子凍結に補助金=「加齢による不妊」避ける−千葉県浦安市 (時事ドットコム)