【日光】乳がん経験者に人工乳房やブラジャーの理解を深めてもらおうと、人工乳房メーカー「池山メディカルジャパン」(名古屋市)は3月8日、鬼怒川温泉滝の旅館「湯けむりまごころの宿一心館」で、乳房再建のミニセミナーや個別相談会を開く。同社が県内で相談会を開くのは初めて。人工乳房を装着し温泉に入浴できる体験のほか、同社の担当者が乳がん経験者の相談を個別に受け付ける。

 国立がん研究センターがまとめた2010年のデータによると、乳がんに罹患するリスクは女性12人に対し1人の割合という。同社の西沢桂子アドバイザー(51)は「がんで乳房を切除した人は普段の洋服の見た目が気になったり、旅先での温泉も敬遠がちになってしまうなど、多くの悩みを抱えている」と実情を明かす。

 こうした悩みを解決する情報提供の場を設けようと、乳がん経験者が宿泊しやすい環境づくりに取り組む「ピンクリボンのお宿ネットワーク」加盟の「一心館」に同社が協力を呼び掛け企画した。

 当日は乳がんを経験した担当者との個別相談会のほか、露天風呂と大浴場を貸し切って試着した人工乳房が入浴の際に変色しないか、ずれ落ちることはないか確認できる体験会などを実施する。また創作郷土料理が楽しめる食事会も行う。

 午前11時〜午後3時。参加費はランチ代のみで3240円(税込み)。プライバシーに配慮した個別相談も3月7日午後3時以降と同8日午前9時〜同11時に行う。問い合わせ、申し込みは同社電話052・799・3715。


引用元:
乳がんの相談気軽に 日光でセミナーなど開催(下野新聞)