大きくなったお腹を抱え、腰痛や肩こりに悩む妊婦さんは多いのですが、市販の湿布などを貼ってやり過ごすという人もいるのではないでしょうか。この湿布薬、妊娠中に使用することで胎児に影響がないのかどうか、看護師さんたちに聞いてみました。
妊娠中のママからの相談:「妊娠中の湿布薬。医師により意見が違うが、使っちゃダメ?」
『妊娠前から肩こりがひどく、いつも湿布(モーラステープ)を貼って寝ていました。妊娠がわかってからは何となくやめていましたが、そろそろ痛みの限界に近いです。私の妹が妊娠中に湿布を使っており、先生からは問題ないと言われていたようですが、私の主治医に確認したところ、やめておくように言われました。妊娠中の湿布は先生によって見解が違うのでしょうか。また、どのような物なら妊娠中でも使えますか?(30代・女性)』
湿布薬の成分によって、使用してはいけないものも
湿布に含まれるケトプロフェンという成分が、胎児に影響することがあると言われています。中には妊婦でも使える湿布はあるようですが、必ず薬剤師に相談の上購入するようにしてください。
『湿布には、筋肉の炎症を抑えるため、血管を収縮させ冷却する効果があります。妊娠後期にモーラステープを使用して胎児が肺高血圧症になった事例がありますが、湿布に含まれるケトプロフェンという成分によるものと報告されており、厚生労働省は2014年3月に「ケトプロフェンは妊娠後期には使用禁忌」と定めました。モーラステープにはこのケトプロフェンが含まれています。市販のものなら、ケトプロフェンが入っているものは絶対に避け、妊婦の使用は注意・必要最低限などの表示があるものは避けた方がよいでしょう。(産科看護師)』
『第3類医薬品と表示がある薬は、薬剤師の許可がなくても購入できる副作用の出現が少ない分類で、妊娠中でも使用できる湿布薬がいくつかあります。商品名は、サロンパスAやアンメルツヨコヨコなど多数あるので、薬局で探してみてください。そして念には念を入れて、主治医に使用許可を仰いでみるのもよいでしょう。また肩を冷やさない・蒸しタオルで肩を温めるなど、対症療法的なものも適宜取り入れてみてください。(内科看護師)』
万が一のことを考えて、避けた方がよいことも
湿布などの外用薬については、医師によって意見がわかれることもあるようです。しかし、わずかでも胎児への影響がある可能性があるとしたら、使用は控えた方がよいかもしれません。
『外用薬に関しては医師によって考えも様々で、意見が分かれることがあります。湿布の成分に血管収縮作用があるため、赤ちゃんの血のめぐりを悪くしたり羊水が少なくなる危険性が希にあり、特に妊娠後期は慎重に使用しなければならないといわれています。血管収縮作用は必ずしも100%発生するわけではないので、使用しても大丈夫という医師もいますが、いくら確率が低くても万が一のことを考えると、避けた方がよいのではないでしょうか。(内科看護師)』
辛い肩こりを緩和させるため湿布を使いたいところですが、医師によって見解が違うと悩んでしまいますね。看護師さんからアドバイスがあったように、妊婦でも使える湿布はあるようなので、薬剤師さんや主治医に相談してみてはいかがでしょうか。
<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>
引用元:
【妊婦さん必見!】妊娠中に使ってよい湿布薬・ダメな湿布とは? (日刊アメーバニュース)