富山市婦中町下轡田の商業施設ファボーレで15日、「男女で考える 不育症・不妊症フォーラム」が開かれた。流産や死産を繰り返す不育症と男性に起因する不妊症をもっと知ってもらおうと県が主催し、初めて開いた。インターネットなどで応募した県民約300人が参加した。
 不育症に関する講演では、斎藤滋・富山大教授(産科婦人科)と不育症患者の会の渡辺久美子代表がスライドを使い説明した。適切な治療とカウンセリングで、約80%の患者が出産に至っているという。斎藤教授は「不育症は、不妊症ほど広く知られていない。2回以上流産をしたら、恐れず産科医を受診してほしい」と話した。
 続いて、ロックシンガーのダイアモンド☆ユカイさんと小宮顕富山大准教授(腎泌尿器科)のトークショーがあった。ユカイさんは、無精子症と診断され、不妊治療でぎくしゃくした夫婦関係を乗り越え、3度目の治療で子どもを授かった自身の経験を披露。「不妊治療は時間との勝負。恥ずかしがらず夫婦一緒に検査を受けて、互いの気持ちを理解するのが、かっこいい男」と、聴衆に呼びかけた。
(朝日新聞 2015年2月16日掲載)


引用元:
「男女で考える不育・不妊症」 富山大教授ら講演(朝日新聞)