1日にコーヒーを3杯以上飲む女性は子宮内膜がんのリスクが2割程度低くなる可能性がある。コーヒーをめぐっては病気とのリスクの関係が継続的に伝わっている(がん・糖尿病・コーヒー、「ダークな色の飲み物」と健康影響の新しい動きの話を参照)。子宮にも関わるようだ。
追跡調査の結果を検証
英国インペリアル・カレッジ・ロンドンを中心とした研究グループが、キャンサー・エピデミオロジー・バイオマーカース&プリベンション誌2月号で報告している。
研究グループは集団を長期にわたって追跡調査する欧米の研究「EPIC」と「NHS」ら子宮内膜がんのデータを収集。コーヒーを飲む習慣との関係を調べている。
欧州の研究では、子宮内膜がん1303人、米国の研究では1531人の子宮内膜がんの人が出ている。
欧州の研究では毎日3杯のコーヒーを飲んでいると子宮内膜がんのリスクが19%減少するという結果。米国の研究では毎日4杯で18%減少するという結果になっている。
さらに欧州の研究では、脂肪、一価不飽和脂肪酸、リンがリスクを減らし、炭水化物、バター、がリスクを増やすという結果を導いている。
過去の研究報告でも
今回の研究に入っている米国ハーバード大学公衆衛生学部の研究グループは同じ雑誌で2011年に同様に子宮内膜がんの予防効果について報告している。
研究グループは、34歳から59歳の女性6万7000人の参加者を対象にして、食事、喫煙及び健康に関して質問票に回答してもらい、26年間にわたり追跡調査を行った。
毎日4杯以上のコーヒーを飲む女性では、毎日1杯未満しか飲まない女性と比べて、子宮内膜がんを発症するリスクが25%低いことが分かった。このときは砂糖やクリームを加えると効果が相殺されると報告していた。
ホルモンに影響の可能性
研究グループによると、コーヒーは身体内のホルモンであるエストロゲンとインスリンの働きに影響することでリスクを低下させると考えられる。
研究グループによると、子宮内膜がんのリスクを低下させるにはコーヒーを飲むことよりも、より多くの運動と正常体重の維持こそ大切という見方もあるようだ。
とはいえ既に習慣化している人にとっては朗報なのだろう。
引用元:
コーヒーは子宮内膜がんを減らす、1日3杯から違いが出てくる(Medエッジ)