いい子になると約束します―。鬼に扮(ふん)した住民が子どもたちを脅かし健やかな成長を願う催し「なまはげ」が15日、福井市北四ツ居1、2丁目で行われた。「悪い子はいねえかぁ」「うそはつかねえかぁ」などと迫る鬼に、子どもたちは大泣きしながら「悪いことはしない」と誓った。

 秋田など東北地方に伝わる「なまはげ」を模した行事で、一帯では30年ほど前まで行われていたが、いつのまにか途絶えたという。地域活性化を図ろうと、北四ツ居自治会壮年会青年部が2003年に復活させ、以来毎年行っている。

 この日は青年部や壮年会のメンバー5人が鬼の面を被り、カラフルなビニールテープを割いて作ったみのを身に着けて変装。幼児がいる14軒の家を回った。

 吉田啓介さん(46)宅では、入ってきた鬼を見て、長男の凌平君(5)は立ちすくみ、長女の枇依(ひより)ちゃん(3)は逃げ回った。最後はきょうだいそろって鬼に囲まれ「悪い子にならない」と約束した。

 山中惇平さん(30)宅では弟の子どもと合わせ、4人の子どもが泣き叫んだり親にしがみついたりしていた。惇平さんの長男悠生(はるき)君(4)は「小さい子と仲良くするか」と鬼に尋ねられると、涙目で小さくうなずいた。惇平さんは「良い子に育つよう鬼に手助けをお願いした。最近やんちゃなんで…」と話していた。

引用元:
福井で「なまはげ」、幼児大泣き 健やかな成長願い催し(福井新聞)