皆さんは、毎年1回マンモグラフィ(乳房のX線)などの乳がん検査を受けていますか? 筆者は毎年1回必ず検査に通っています。最近は日本でも乳がんを発病する方が多いので、乳がん検査を受けることが推奨されていますよね。
しかし、女性の乳房の状態によっては、マンモグラフィではがん細胞を発見するのが困難な場合もあるとか。
今回は、海外の健康誌『Women’s Health』の記事を参考に、筆者の体験も交えて、乳がんを発見しにくい場合についてご紹介しましょう!
■“乳腺濃密度”が高いとがん細胞を発見しにくいことも
女性の乳房は、乳腺と脂肪から構成されています。乳腺というのは、赤ちゃんに母乳を与えるために備わっているもの。若い女性の乳房は年配の女性より乳腺が発達し、いわゆる“乳腺が濃密な状態”であるといわれます。
このように、乳房内に乳腺がびっしり発達した状態だと、マンモグラフィで検査すると乳房内が白っぽく写ります。
マンモグラフィでは、がん細胞は白く、脂肪は黒っぽく写ります。したがって、乳腺濃密度が高い人の場合、乳房内が白っぽく写ってしまい、がんの危険性を見逃してしまうことがあるそうです。
乳がんの発生率が高い米国では、いくつかの州で、マンモグラフィの結果“乳腺密度が高い”と判断された場合に、通知を送付することが義務付けられています。
筆者の住むハワイ州でも通知が近年法律化され、昨年筆者にも“乳腺濃密度が高いため、再検査の必要があります”という文書が来ました。再検査の結果クリアになりましたが、いくらマンモグラフィを受けても、このように乳がんが早期発見されず、手遅れになる場合も十分に考えられるのです!
■マンモグラフィが不向きな方への検査方法
さまざまな人種がいる米国で、このように乳腺濃密度が高い人は女性全体の約40%といわれています。もちろん乳がんは20代の若い女性が発症することもありますし、日本人女性で乳腺濃密度が高い人の割合も多いようです。
乳腺濃密度が高い人の場合、マンモグラフィよりも超音波検査のほうが適しているそうです。もし家族や親戚で乳がんを始めとするがんを患ったケースがある場合、遺伝による発症も考えられますので、40代にならなくてもなるべく早いうちに乳がん検査受診を開始しましょう。
マンモグラフィの結果、“乳腺濃密度が高い”と診断された方は、再検査、または超音波検査を受けるなどの対策を医師と相談することをお勧めします。
以上、乳がんがマンモグラフィでも発見されにくい場合と、その対策ついてご紹介しました。
しかし乳がんを含むがんは、まず予防から。健康的な食生活や生活習慣、エクササイズなどを通して、がんの発生率が低くなるライフスタイルを取り入れたいものです。
そのうえで、一定年齢を過ぎたら、毎年の乳がん検査を忘れずに受けましょう!
引用元:
命にも関わる!「マンモグラフィでは発見できない」乳がんの可能性(Peachy)