出産や子育て、仕事などをテーマにした「ライフデザインフォーラム 未来のチカラを生み出そう〜みんなで考える、社会で支える、妊娠・出産と子育て」(主催・読売新聞社、後援・内閣府、文部科学省、厚生労働省)が11日、東京・丸の内の丸ビルホールで開かれた。


 安心して子どもを産み、育てられる社会を作り、一人ひとりがそれぞれのライフデザインを考えるねらいで、はじめに有村治子・少子化相が「若い世代に正しい知識を持ってもらい、ライフプランに生かしていけるようにするのが重要」とあいさつ。


 国立成育医療研究センター「周産期・母性診療センター」の斉藤英和・副センター長は、加齢とともに卵子の数が減ったり、染色体異常の確率が高まったりするデータを示しながら、「不妊治療など医学が発展しているからといって、いつでも妊娠できるとは限りません。男女とも、若い時期に妊娠に関して正しい知識を持ち、不安がある場合は専門機関を受診して」と話した。


 第2部のパネルディスカッションでは、仕事と子育ての両立についての課題などを話し合った。少子化ジャーナリストの白河桃子さんは、「日本では就職して活躍する時期と、妊娠にふさわしい時期が重なっている。早めに産んでも、ある程度キャリアを積んでから産んでも、どちらもメリット・デメリットがある。ただ、諦めないという気持ちが大事」と呼びかけた。


 社会福祉法人理事で「すみだ中和こころ保育園」の菊地政隆園長は、「はじめは誰でも不安でいっぱいだけれど、保育園など地域には相談できるところがどんどん増えてきています」と子育て環境が充実しつつあることを紹介した。


 1男3女の父親で、育児休業を取った経験のある俳優・つるの剛士さんは、休業中に子どもが肺炎になった際、近所の人が他の子どもの面倒を見てくれていたエピソードに触れ、「育児は家庭でやるものだと思っていたが、子どものおかげで地域とつながりができた」と振り返った。「育児と肩ひじ張らず、まずはパートナーとのコミュニケーションを大事に」とワーク・ライフ・バランスのコツを披露した。



引用元:
妊娠、出産の正しい知識 ライフデザインに生かして…都内で少子化フォーラム(読売新聞‎)