東村山市は二〇一五年度から、市民が出産で里帰りしている時に市外で子どもが定期予防接種を受けた際の費用を補助する。同年度当初予算案に関連事業費として七十八万七千円を盛り込んだ。
市によると、里帰り出産により子どもが市外で予防接種を受けた場合、協定を結んでいる多摩地域周辺十一市では無料になるが、それ以外の自治体では自費になることが多い。市民からの要望を受け、補助を決めた。三種混合やポリオ(小児まひ)など十一種類ほどの予防接種が対象で、市外の医療機関で自費で予防接種を受けた場合、領収書を添えて市に申請すると、市が定めた費用を上限に補助する。
また子宮頸(けい)がん予防ワクチンを一一年四月から二年間に任意で受けた市民二千四百人が、副作用に悩んでいないかなどの調査に乗り出す。市によると、任意でワクチン接種を受けた中高生の女性二人が、体のだるさなどから学校を中退せざるを得ない状態になったという。市はほかに副作用に悩んでいる人がいないか、任意でワクチン接種を受けて市から補助を受けた市民を対象に郵送で状況を調査。必要であれば国の補償制度の情報提供などの対応を検討する。
同市の一五年度当初予算案の一般会計は五百二十九億円(前年度当初比5・6%増)で、西武鉄道東村山駅周辺の連続立体交差事業や公共施設の耐震化事業が本格化することなどから、過去最大になった。
引用元:
東村山市’15予算案 里帰り出産で子どもの予防接種費用を補助(東京新聞)