出産前後の母親を支援するため、県が設置を目指す「産前産後ケアセンター(仮称)」は、健康科学大(富士河口湖町)を運営する学校法人・富士修紅学院が運営することになった。県などでつくる推進委員会が6日、同法人を選定した。同法人では来年1月の開所を目指す。

 同センターは、出産前後の母親の悩みを助産師が聞いたり、出産後4か月までの母親に数日間宿泊してもらい、育児指導を行ったりする施設。県は少子化対策の一環として、母親の育児への不安を減らそうと整備計画を進め、県は運営事業者を募集していた。

 同法人によると、同センターは鉄骨2階建てで、笛吹市石和町窪中島の県有地に建設する。助産師が常駐し、2階には母親の宿泊室を6室用意する。1階には多目的スペースや相談室のほか、温泉の足湯つきテラスなどを設置し、温かな雰囲気で母親が心身ともにくつろげる工夫を凝らすという。

 同法人では来年4月、健康科学大に看護学部を新設する計画もあり、同学部の学生に同センターで手伝いをしてもらうなど、実習拠点としても活用するという。同法人では「少しでも少子化対策に貢献できれば」としている。

2015年02月07日 Copyright © The

引用元:
産前産後ケアセンター 健康科学大の法人が運営(読売新聞‎)