妊娠してお腹が大きくなってくると、しつこい腰痛に悩まされる妊婦さんは少なくないようです。今回、特に就寝前になると腰周辺が強く痛むという相談をいただきましたが、この悩みに対し看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているのでしょうか。


■妊娠中の腰痛についての相談:「就寝前、腰や背中が痛みます。何とか楽になる方法はある?」



『妊娠14週目に入ってから、就寝前に腰と背中が痛くなり眠れないことがあります。主人にマッサージをお願いするとすぐに眠れますが、主人の帰りが遅い時などはアンメルツヨコヨコやシップなどで痛みをごまかしています。腰と背中なので自分でマッサージがしづらく、ストレッチなども効果がないです。どうすれば痛みが緩和されるでしょうか。(20代・女性)』



■軽い運動を行い、できるだけ正しい姿勢を意識して



妊娠すると、大きくなるお腹の重みで自然と姿勢は悪くなります。できるだけ背中がまっすぐになるように意識し、日頃から軽い運動などで筋力をつけることも大切なようです。

『妊娠中はお腹が前に突き出るため姿勢が悪くなり、背中や腰の筋肉に負担がかかり腰痛や筋肉痛が起こりやすいです。座ったり歩いたりする時は、なるべく背中がまっすぐになるよう正しい姿勢を心がけましょう。また日頃から、できる範囲で軽い体操や散歩などで筋肉をほぐすようにしてください。(産科看護師)』


『自分ではマッサージしにくい部分なので、家族の協力を得てマッサージしてもらったり、身体を冷やさないようにしましょう。マッサージチェアのバイブレーションなどは、お腹に振動を与えるためよくありません。横になる時は腰にタオルを挟んだり、抱き枕などを使い楽な姿勢をとりましょう。仰向けより、横向きのほうが楽かと思います。(産科看護師)』


『身体を動かさないでいると筋肉が落ちて、かえって腰痛や背部痛が酷くなることも。痛みの状態を見ながら適度に運動をした方がよいでしょう。お腹が大きくなると動きにくくなるので、しっかりお腹と腰を支えてくれる妊婦用コルセットの装着をお勧めします。また、シップよりも少し温めたタオルを腰にあてるだけでも、血行が良くなり楽になりますよ。(内科看護師)』



■シップなどに含まれる、ケトプロフェンという成分に注意!



シップなどの鎮痛剤には、ケトプロフェンという成分が含まれていることがあります。このケトプロフェンは胎児に悪影響を与える可能性があるので、注意が必要だと看護師さんは説明しています。

『湿布や塗り薬に含まれるケトプロフェンという成分は、筋肉の炎症を防ぐために血管を収縮させる作用があります。妊婦が使用すると、胎児動脈血管収縮を起こして胎児に必要な栄養や酸素がうまく送れず、発育不全や、場合によっては悲しい結果をもたらす可能性があるため、使用は控えた方がよいでしょう。(産科看護師)』


『湿布などを使用する時はケトプロフェンが含まれていないものを選び、使用説明書に「妊婦は注意が必要」などの表記があるものは避けた方がよいです。できれば主治医に相談して、妊婦が使用できるものを処方してもらってください。(産科看護師)』


赤ちゃんの重みで姿勢が悪くなるので、腰や背中に負担がかかり腰痛を発症するようです。なるべく正しい姿勢をとるように心がけ、痛みが辛い時は我慢せずに病院を受診するようにしましょう。




引用元:
何とかしたい!妊娠中の辛い腰や背中の痛み。(マイナビニュース)