1976年、日本初の五つ子が誕生したのが「1月31日」のこと。小田原市では現在、五つ子は確認されていないが、多胎妊娠から誕生した双子とその家族をサポートしようと活動しているサークルがある。

 「小田原双子サークル」は、出産のリスクや子育てなど、双子ならではの悩みを分かち合う場として結成され、その歴史は10年以上も遡る。幼稚園入園前までの双子が対象で、多い時では20組40人以上の双子と母親が参加していたという。

 現在は5組の親子が月に1、2回マロニエに集まり、

互いの成長ぶりや悩みを相談しあう。年を重ねる中でOGとのつながりも薄れ、運動会など恒例イベントも途絶えてしまい、現在代表を務める榮(はなぶさ)麻梨子さんは「当時を知る人もいなくて、まさに手探りの状態」と苦笑いをみせる。

 そんな中、1月の集まりには、OGの石塚紫さんと武田彩子さんが訪れた。2人は卒業した今でも親交があり、当時の思い出話を披露。「双子特有の悩みはあるけど、それと同じ喜びもある」「双子だからと一括りに扱われがち。一人の人間として接してあげて」というアドバイスに、集まった母親たちは耳を傾けた。

 榮さんは「母親一人で2人を連れてくるだけでも大変。でもここにきて話すだけでも気持ちが軽くなるはず」と話し、参加を呼びかけた。問合せは榮さん【携帯電話】090・9630・7744。


引用元:
集まれ双子ちゃん 子育てサークルで悩み共有(タウンニュース)