室蘭市は29日までに、2015年度(平成27年度)から特定不妊治療(体外受精、顕微授精)を受けている市民に、独自の「特定不妊治療費助成事業」の実施を決めた。独自の助成では、道の特定不妊治療費助成事業を利用する市民に対して、1回当たり5万円を上限に助成。道の助成に最大5万円を上乗せし、自己負担費用の軽減を図るのが狙い。2月26日開会の第1回市議会定例会に提案される。
対象は(1)採取した卵子をシャーレの中で精子と一緒にし、受精を待って子宮内に戻す「体外受精」(2)顕微鏡で確認しながら、卵子の中に精子を直接注入する「顕微授精」の特定不妊治療。高度生殖医療とも呼ばれるこれらの治療は保険適用外となり、1回平均30〜50万円の費用が必要。「経済的な負担も大きい」(市保健福祉部)現状だ。
道は現在、初めて助成制度を利用する年齢が40歳未満の人は計6回を上限(40〜42歳は別の上限あり)とした上で、採卵を伴う治療は1回15万円までを上限―に助成する「道特定不妊治療費助成事業」を実施している。同市では15年度から、道の助成に該当する市民に対して、独自に1回5万円を上限に助成する。これにより、費用の自己負担率が軽くなる。
室蘭市によると、13年度(同25年度)は29人、延べ45件が道の助成対象となった。独自助成は市の重点施策「子育て応援プラン2015」の一環として実施する。
費用の自己負担率が少しでも軽くなるため、市保健福祉部は「特定不妊治療に取り組んでいる市民を後押ししたい。人口増につなげたい」としている。
(松岡秀宜)
引用元:
室蘭市が15年度から特定不妊治療独自の「助成」 室蘭民報()