会陰切開とは、出産の際に赤ちゃんが出てきやすいように産道の出口を広げるごく一般的な外科処置のことだ。
2006年から2012年までの間に、米国での会陰切開の実施率が低下していることが分かった。
「実施制限の勧告」受けて
米国ニューヨークのコロンビア大学を中心とする研究グループは、有力医学誌、ジャマ(JAMA)誌オンライン版で、2015年1月5日に報告した。
2004年には、米国では普通分娩の25%に会陰切開が行われていた。ところが会陰切開にもリスクがあり、一方で日常的に実施する利益があるどうかも不明であった。
結果として使用の制限が推奨され、現在に至るまで減少し続けてきた。
実際、近年どの程度減ったのかを明らかにしたのが今回の報告だ。
1割程度の水準、白人が高め
研究グループによると、2006年から2012年までの間に会陰切開の実施率は普通分娩の17.3%から11.6%まで減少した。
人種別にも違いがあり、白人女性では15.7%、黒人女性では7.9%だった。
健康保険のタイプ、病院間で差が出ていた。最も頻繁に会陰切開を実施する上位1割の病院の平均は34%と3人に1人に実施しているという結果。
逆に実施率が最も低い病院1割ではわずか平均は2.5%。
病院間の差が10倍を超えるわけだ。
日本でも一般的な処置だ。推奨されないという結果があるだけに、気になるところだ。
引用元:
出産時の「会陰切開」が米国で減少中、「利益の証拠なし」で実施制限の推奨も(Medエッジ)