受験シーズン真っただ中。いよいよ2月初旬には中学入試がピークを迎えることもあり、該当する受験生のいる家庭では健康管理にも十分配慮したいところだ。

 特にこの時期は風邪やインフルエンザに注意したいが、「予防接種を受けていることを前提に、まず外から帰ってきたら、子供たちだけではなく家族全員が必ずうがいと手洗いをすること。当たり前のようですが、毎日多くの患者さんに接しながら医師の私がほとんど風邪をひかないのは、ウイルスを家に持ち込まないよう徹底しているからです」。そう話すのは、やじまクリニック(東京都千代田区)の矢島俊巳院長だ。

 また、小学6年生くらいになると、子供から大人の体に変わる時期で、受験等で負担がかかると免疫力が落ちやすくなるという。このため、栄養と睡眠をしっかりとることが重要で、「これまでの生活のリズムを崩さないようにして、睡眠も最低8時間はとるべきでしょう。夜更かしをしないなど家族の協力も大切です」。

 初めて受験に挑む子供たちには、プレッシャーを取り除いてやる心のフォローも重要だ。親の側に「この学校に入ってもらわなければ」といった気持ちが強いと、言葉に出さなくともそのピリピリ感は子供に伝わるものである。大人でもストレスがあると免疫力が落ちるといわれるが、子供にとってもプレッシャーやストレスが免疫力に良いわけがない。「小学生はまだ親の言うことを聞く時期ですから、安心できる言葉をかけてやることが大切です。特にお母さんはいつも接していて子供の小さな変化も分かりますから、風邪気味だと思ったら薬を飲ませ、明日には良くなるからと話しかけて早く寝かせるなど、心身を安心させてやってください」と話す。

 中学受験をする家庭では、小学校4、5年から準備を始め塾などに通い、生活のリズムが確立されているはずだ。「受験も今までの生活の延長線上にあると考え、体調の変化などに気を配りながらも、いつもどおりの生活を維持することを心掛けてください」と語った。


引用元:
中学受験と健康管理 生活リズム守り心身に安心感を(産経新聞)