「赤ちゃん厳選」の絵を集めた展覧会が平塚市美術館で開かれる。その名も「気になる!大好き!これなぁに! 赤ちゃんたちのセレクション」。大人の視点ではなく、赤ちゃんや幼児が実際に興味を示した作品を飾り、親子連れに楽しんでもらおうというユニークな企画だ。開催は2月21日〜4月12日。同館は「全国でも初の試みだと思う」とPRしている。(鈴木英二)
同館では2012年11月から、赤ちゃんや幼児と保護者を対象とした展覧会鑑賞ツアーを実施している。これまで16回開催し、延べ約580人が参加。作品を見終えた保護者から感想を聞き取り、子どもたちがどの作品にどのような反応を示したかについて、コメントを記入してもらってきた。
すると、子どもたちが喜びそうだと大人が考えた作品に、必ずしも好反応があるわけではないことが分かってきた。例えば、幼児はアニメ調ばかりではなく、抽象的な画風や地味な色彩の絵、あるいは知っている動物やモノが含まれている絵に強い興味を示した。赤ちゃんは、大きな作品よりも小さな作品に関心を寄せやすいという傾向も浮かび上がったという。
そこで、コメントの結果を基に、子どもたちが興味を示した作品45点を選んで展示することを企画。各作品のそばに、それを見た子どもたちの反応を紹介するパネルも掲示することにした。
同館の担当者は「ご自分のお子さんと他のお子さんの反応とを比較してみるのも面白いでしょう」と話している。開催期間中には、講演会や学芸員によるギャラリートークなども催される。
問い合わせは同館(0463・35・2111)へ。
引用元:
「赤ちゃん厳選」絵画展(読売新聞)