「不妊治療」は、本当に不妊症なのか、その原因はどこにあるのか、ということを検査することから始まります。不妊治療に必要な検査は色々ありますが、女性側に必要なものだけではなく、男性側に必要な検査もあります。
ここでは、不妊症検査にはどのようなものがあるのか、それが出来る病院とはどこか、という点についてみてみましょう。
◆女性に必要な検査
・子宮頸がん検査:
これまで子宮頸がんの検査は受けたことが無い人は、妊娠を希望した時点で必ず子宮頸がん検査を受けましょう。
もし何かしらの異常や、がんが見つかった場合、妊娠するまでの期間と、妊娠・出産・その後の生活を考えると、2年〜数年はがんの治療が出来なくなります。その間に進行してしまうと自分自身の命が危険にさらされますので、妊娠よりも治療の方が優先されることがあります。
・超音波検査:
膣の中から、あるいはお腹の上から超音波をあてて、お腹の中の状態を確認します。超音波検査で分かるのは、子宮の内膜の状態、卵巣の中の卵子の状態、卵巣腫瘍や子宮筋腫などの病気がないか、などです。
・血液検査:
生理初日〜5日目くらいの間に行い、「卵胞刺激ホルモン(FSH)」「黄体形成ホルモン(LH)」「卵胞ホルモン(エストロゲン)」などの、妊娠に関係したホルモンのバランスをチェックします。
・性行為感染症の検査:
性行為感染症や他の感染症に感染していないかを調べますが、血液検査で行う場合と、内診により膣などの組織を採って調べる場合があります。
・抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査:
卵巣にはやがて卵子になる元の細胞があります。AMHとはこの「卵子になる元の細胞」があとどれくらいありそうか、ということを調べる検査です。血液から調べますので痛みや苦痛はないのですが、保険適応になっていないため、自費になります。しかし生理周期と関係なく検査を受けることができますし、卵巣年齢を知るには適した検査です。
◆女性が検査できる病院って?
これらの検査は、総合病院の産婦人科などでも受けられる場合もありますが、不妊治療を専門に行っているクリニックのであれば確実です。
専門のクリニックには抵抗がある場合は、婦人科クリニック(レディースクリニックなどの名称がついている)でも可能です。しかし全てが一度に可能であるかは、事前に問い合わせておくと良いでしょう。
◆男性に必要な検査
妊娠しない原因には、男性側に問題があることもあります。
・血液検査:
主に感染症がないかについて調べます。
・精子の検査:
男性側の検査として重要な検査として、精子の量・数・運動率・奇形率・pH(ペーハー、酸性かアルカリ性か)を調べる検査があります。稀にですが女性の経管粘液(おりもの)とパートナーである男性の精液の相性が悪いケースもあります。この場合は不妊治療として、人工授精や体外受精が必要になります。
◆男性が検査できる病院って?
男性の検査は、かつては泌尿器科で行うことが一般的でした。
しかし現在では、不妊治療専門クリニックも増えていますし、専用の採精室のある医療機関もあります。婦人科クリニックでも男性の検査が可能なところもありますので、事前にどこまでの検査が可能であるかを調べておくと良いでしょう。
引用元:
女性に必要な不妊症検査 男性に必要な不妊症検査(ヘルス(Mocosuku Woman))