体重管理は女性には頭の痛い問題です。そしてそれは妊娠しても同じこと。妊娠中の過度な体重増加は、出産時のリスクにもなるからです。体重増加に悩む妊娠7カ月のママに産婦人科の看護師さんがアドバイスをくれました。

■妊娠7カ月のママからの相談「妊娠7カ月で太り過ぎの指摘を受けました。食事でのカロリーコントロールの仕方を教えて下さい」


『38歳、妊娠7カ月(26週)の妊婦です。保健師指導で太り過ぎと指摘を受けました。妊娠高血圧症候群という病気になる危険性があるので気をつけるように、とひどく叱られました。身体が重くて運動は無理なので食事でカロリーコントロールをしようと思います。あまり料理が得意でありません。母も遠方に住んでいます。そこで書店で手に入る低カロリー献立の本をご紹介下さい。(30代、女性)』


■献立は和食を基本に。間食は控えましょう


妊婦さんがカロリーコントロールを行う場合、通常以上に栄養バランスに気を配る必要がありそうです。間食を控え、野菜や魚を中心とした和食の献立を考えてみましょう

『間食は止め、規則的な食事をする、お茶碗は小さめにして、腹八分目。お肉より魚、野菜を中心に、豆類、キノコ類、海藻類、乳製品など、和食を基本に献立を考えて下さい。野菜はフライや天ぷらより茹でたものを。キノコ類、海藻類はカロリーがほぼありませんから、たくさん食べても大丈夫です。カルシウムや繊維質が摂れます。肉の代わりに豆腐やこんにゃくを使ったり、油や調味料はカロリーオフのものを使って下さい。(産婦人科看護師)』


『もし、食事の間でお腹が空くようでしたら、茹でた野菜を少しずつ召し上がって下さい。(産婦人科看護師)』


『これはいかがでしょうか?
『3stepでつくる! 女子栄養大学の低カロリー満腹ごはん』女子栄養大学・著 主婦と生活社
(一般内科看護師) 』


■食欲を抑える工夫も。散歩や家の中での足踏みもしてみましょう


妊婦さんによっては食欲を抑えるのに苦労することもあるようですが、妊娠中の食欲のコントロールのこつも教えてくれました。

『2つの工夫で妊娠中の食欲を抑えることができます。

1.一回の食事量を少なく、間食は小魚や果物にする:
間食のケーキやクッキーなどは体重増加の原因です。カルシウムを多く含む小魚類や食物繊維が豊富な果物や野菜類に切り替えましょう。こんにゃくやキノコを使ったもの、または海藻を使ったものも低カロリーで満腹になります。
 
2.よく噛んでゆっくり食べる:
よく噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぎます。歯ごたえのあるものを食事に取り入れましょう。(一般内科看護師) 』


『無理な運動はしなくてもいいですから、普段の家事と、30分程度の散歩を心がけて下さい。できないようでしたら、家の中で足踏みしたり、家の中を歩いてみるのも、運動になります。できる範囲でやってみて下さい。(産婦人科看護師)』


規則正しい食事と、野菜やお魚を中心とした献立が妊娠中の食生活の基本のようですね。カロリーコントロールでの体重管理も大事ですが、散歩のような運動に取り組むことも有効です。


引用元:
妊娠7カ月で太り過ぎ…食事で体重増加を抑えるには?(マイナビニュース)