更年期のほてりやのぼせ、寝汗の症状はつらいものだ。
なぜ起きているのか本人すらよく分からないから困りものだ。
中程度から重度の女性は、症状がない女性より太ももの付け根の部分の骨折のリスクが高くなるようだ。注意したい。
骨密度が低くなる
米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校を含む研究グループが、内分泌・代謝関連の国際誌ジャーナル・オブ・クリニカル・エンドクリノロジー・アンド・メタボリズムのオンライン版で2014年12月18日に報告した。
研究グループによると、卵巣がホルモン生成を停止して生理がなくなる閉経期には、6割の女性でほてりやのぼせの症状があり、数年続くこともある。
閉経後の女性は、古い骨を破壊するスピードが新しい骨を作るスピードより速くなる。骨の密度が低くなって、スポンジのような形で密度が落ちてくる「骨粗しょう症」のリスクが高くなる。
骨折しやすくなる恐れがある。
研究グループは、米国の更年期女性を平均8年間追跡調査した大規模研究の参加者の中から、ホルモン療法を受けなかった50〜79歳の2万人以上のデータを分析。5千人近くは骨密度を測定しておりリスクを調べた。
脊椎骨折は関連せず
その結果、研究参加時点で中程度から重度のほてり、のぼせや寝汗の症状(血管運動神経症状と呼ばれる)があった人は、なかった人より太ももの付け根の部分の発症するリスクが80%近く高かった。
症状の重篤度が高いと骨密度が低いという関係があった。
高齢になると背骨がつぶれるような形で損傷を受ける「脊椎骨折」も問題になるが、こちらは関連しなかった。
さらに、症状が中程度、重度の人は症状がなかった人より太ももの付け根の部分に当たる「大腿骨頸部」に加えて腰の背骨「腰椎」の骨密度が低かった。
骨折は自宅を含めた転倒で起きることも多い。症状を感じている場合には、転倒しないような環境づくりを含めて、骨折を減らすような工夫を心掛けると良いかもしれない。
引用元:
更年期のほてりが強いと骨折リスク高くなる、太ももの付け根を打たないよう注意を(Medエッジ)